環境教育

  • 新着論文:没入型VR講義の地球科学教育での使いやすさと動機づけ

    新着論文:没入型VR講義の地球科学教育での使いやすさと動機づけ

    博士課程のAzim Zulhilmiさんの筆頭論文(Newmanさんと早川が共著)が、Geoscience Communication誌(JIF=1.4、CiteScore=3.7)に掲載されました。学校教育における没入型VR(ヴァーチャルリアリティ)の活用に関する新しい試みを示した学術論文です。 Zulhilmi, A., Hayakawa, Y.S., Newman, D.R. (2025.08) Usability and motivational impact of a fast-paced immersive virtual-reality lecture… Read More

  • 北見北斗高校での特別授業

    北見北斗高校での特別授業

    当研究室のポスドク(JSPSフェロー)Daniel Newmanさんが、日本学術振興会(JSPS)のサイエンス・ダイアログのプログラムで、北見北斗高校で特別授業を行いました。 Geomorphometry(地形計測学)を専門とした研究をエッセンスに、物理や数学に関した基礎的な理論から、その地形学的・地球科学的な応用(地すべりの変化など)について、わかりやすく話していただきました。 英語での講義、コミュニケーションが主体となるプログラムですが、高校生も真剣に耳を傾け、その内容を理解しようとしていました。 また、講義の他にもう一つの取り組みとして、博士課程院生のAzim ZulhilmiさんがVR(ヴァーチャルリアリティ)を用いた地形景観の体験セッションも実施しました。 VRは知っていても体験したことがない、という人がほとんどで、操作に少しとまどいつつも、VR講義やヴァーチャル空間での地すべり観察など、新しい体験を通して、講義内容にさらなる関心をもってもらえました。 Read More

  • 開催報告:JpGU 2025 ユニオンセッションU-08/U-15

    開催報告:JpGU 2025 ユニオンセッションU-08/U-15

    日本地球惑星科学連合(JpGU)2025年大会にて、二つのユニオンセッションに、当研究室からワン・早川がコンビーナ(兼スピーカー)として、Zulhilmiがスピーカーとして参加しました。 (conveners: 早川 裕弌, Vincent Tong, 小口 千明, Ting Wang) この2つのセッションは連動していて、U-15が日本語で個人としての、U-08が英語で組織としての取り組みについて、それぞれ焦点が置かれました。これらのセッションを通して、地球科学分野の国際化には、言語の壁を乗り越える多言語対応はもちろん、文化的な価値観の違いを理解し尊重すること、そして教育システムや組織のあり方を見直すことが不可欠であることが示唆されました。AIなどの技術を有効活用し、誰もが科学にアクセスできる環境を整備することが、今後の重要な課題となると締めくくられました。 以下は、セッションの内容の簡単なまとめです。 U15 基調講演 招待講演 U08 基調講演 パネルディスカッション 複数の登壇者が、国境を越えた科学の重要性と、その推進には学会間の連携が不可欠であると強調しました。また、国際的な研究環境をより良いものにするために、単に言語の壁を越えるだけでなく、文化的多様性に対する深い認識と教育が必要であるという共通の認識が示されました。この点において、AIなどの最新技術を活用した多言語コミュニケーションの可能性についても議論が及び、技術が言語の壁を低減する助けとなることが期待されます。 さらに、科学の国際化には、研究者一人ひとりの意識も重要であることが指摘されました。言語と行動は密接に関連しているという考えのもと、オープンサイエンスを推進することで国際協力が促進されるとの見解が示されました。そして何よりも、学生や聴衆が積極的に議論に参加し、対話を通じて学びを深めることの重要性が強調され、未来を担う若い世代の活発なコミュニケーションが、地球科学の国際的な発展を支える鍵となると締めくくられました。 Read More

  • 一般教育演習「北海道の自然と人」山歩き

    一般教育演習「北海道の自然と人」山歩き

    一般教育演習「北海道の自然と人」の2025年第2回は、都市近郊山地である藻岩山を舞台に行われました。 天気予報が芳しくなく、実際山頂付近は雲に覆われ眺望はよくありませんでしたが、予報ほど雨は降らず、無事に行程を終えることができました。 藻岩山頂から麓の川まで、7kmを超える距離を歩きました。地形や植物、動物まで、身近にある自然を体感するツアーでした。 Read More

  • 一般教育演習「北海道の自然と人」街歩き

    一般教育演習「北海道の自然と人」街歩き

    一般教育演習(フレッシュマンセミナー)「北海道の自然と人」の2025年第1回が行われました。 昨年度までは渡辺先生が講義されていた演習で、今年度からは早川ほか教員が担当します。 初回の「札幌の街と地形」では、北海道や札幌の自然と都市に関する座学から、構内と周辺の街歩きを行いました。 受講者のなんと9.5割は北海道外出身の方でした。みなさん、初めて来た札幌の街が、どのような自然をその足元に隠しているのか、興味をもってもらえたと思います。 このシリーズは、まだまだ続きます。街、山、川、空、鳥と、さまざまな「自然」と、そこに住む「人」との関係をみていきましょう。 Read More

  • 開催報告:北海道インターナショナルスクール特別授業

    開催報告:北海道インターナショナルスクール特別授業

    北海道インターナショナルスクールにて、特別授業を行いました。We performed a special lecture at the Hokkaido International School in Sapporo.  タイトルは、The title was:  Tracing the Legacy:�Landslide Impacts on… Read More

  • 2024年度環境科学院施設公開

    2024年度環境科学院施設公開

    北大祭にあわせて6月9日(日)に行われた、2024年度環境科学院施設公開「環境科学を体験しよう!」にて、景観模型やVRの展示を行いました。 立体模型でみる変わりゆく景色 壮大な自然の景色は、絶え間なく変わり続けています。ドローンやレーザ計測など、最先端の高精細地表情報を駆使して知ることのできる大地の変化を、3D地形模型を通して感じてください。 たくさんの方にご来場いただきました。3Dプリント模型や、その解説写真、またVRでの地形景観の観察をとおして、「変わりゆく景色」を体感してもらえたことと思います。とくに、VRは非常に人気で、子どもから大人まであらゆる世代の人に楽しみながら地形の様子を感じていただけました。ご来場、ありがとうございました。 展示の様子。左から、崩壊地やトレイルのVR、デジタル3Dモデル、崩壊地の3Dプリント模型、滝の3Dプリントとダンボール積層模型、雀島の経年変化、田谷の里山・洞窟の3Dプリント(カラー・透明)と並んでいます。(photo by M. Inomata) 多くの方に、地形景観のVRや3Dプリント模型を見て、感じていただきました。(photo by M. Inomata) VRでフィールドの新たな「体験」、そして「発見」を! (photo by M. Senzaki) Read More

  • 開催報告:札幌市立澄川西小学校 「大地のつくりと変化」導入学習

    開催報告:札幌市立澄川西小学校 「大地のつくりと変化」導入学習

    2024年5月、澄川西小学校にて、6年生を対象とした理科に関する出前授業を行いました。 身近な足元に目を向けることから、やや遠くの山、遠足先や修学旅行先のことまで、そこにある「大地」の成り立ちや、これからどうなっていくのかなど、考えるきっかけとなるように、お話とデモンストレーションをしてきました。 外は好天。 学校横の、いつもよく通る道も、よく見ると段差があります。なぜ・・・そこに段差が? 昭和新山(?)のイラストで迎えていただきました。 お題は、「澄川の足元から山のなりたちを考えよう」 藻岩山の模型(カラー3Dプリント、ダンボール積層模型、やまつみ)や、地域の地図を今昔マップで示したものなどを使って解説します。 実際に模型に触れて、山のかたちや崩れ、遺跡などを観察しました。 修学旅行で行く洞爺湖もあります。 そして、無人航空機(ドローン)のフライトデモンストレーション! 外ではできないので、体育館で行いました。 (なぜか、機体よりもコントローラに人気が集まりました) ただの写真だけではない、温度センサの画像も見て、みんな大騒ぎ。 いつもは見逃していた、まわりの坂道や丘、山がどうやってできたのか?また、これから何が起こりうるのか?などなど、「大地のなりたち」を知ることで、いろいろな想像ができたと思います。 そして、興味をもったら、自分でもっと調べてみましょう! Read More

  • 開催報告:プロジェクトJOMON 見えないものを視覚化するII

    開催報告:プロジェクトJOMON 見えないものを視覚化するII

    北海道教育大学アーツ&スポーツ文化複合施設”HUG”にて、早川が作製した地形景観の3Dプリント模型などの展示が、2024年1月11日〜1月20日にかけて行われました。 概要→ https://kankyochiri.blogspot.com/2024/01/project-jomon-2024.html とても多彩な遺跡・地形・文化財の景観模型を展示することができ、とくに中盤から追加された巨大洞窟模型は目を見張るものでした。 会場の様子を写真で振り返ります。 開始当初の展示模型。縄文遺跡を中心に、里山、崩れ、滝、削れ、といったバリエーションに富む地形景観模型が並べられました。背後には大雪山北海平の空撮画像を、大判プリントで見せています。 田谷の里山と、その中に隠れる洞窟を、クリア模型で透視できる!この設置はさすが、プロのアーティストの方のお仕事です。 会期の途中、なにやら大きな段ボール箱が届きました。中に一体何が・・・? ・ ・ ・ 巨大洞窟模型でした! 田谷の洞窟(横浜市栄区)でレーザ測量データを行い、10億点を超える点群データから、洞窟の外郭となる3D立体模型を作成し、1/50のスケールで3Dプリントしたものになります。これまで、1/1,000や1/200のスケールで印刷したものはありましたが、これだけ巨大になると迫力がまったく違います。 洞窟の入り口から中を覗きこめます。 大きいので、全体を4分割して3Dプリントしました。分割箇所では、洞窟の内部を観察することもできます。 細かい特徴まで精緻に再現されていて、洞窟の全体像から部分部分まで、よく見ることができます。 なんと、この模型を見るためだけに、横浜から田村さん、兵庫から小倉さんがそれぞれ飛んできてくれました!遠路はるばる、ありがとうございます。 田谷の里山も、地表の木や建物(DSM)をカラーで、地面(DTM)をクリアでプリントし、里山の地面を開いてみる、というかたちで表現しました。   田谷の里山は、大きめの模型で、カラーとクリアそれぞれでも表現しました。 里山として、岡山の「おばあちゃん家(ち)」。季節の違いにくわえて、夕日で延びる長い影など、ノスタルジックな雰囲気を醸し出します。… Read More

  • 参加報告:JGU地形の学校2023 / GEOCONNECTION2023

    参加報告:JGU地形の学校2023 / GEOCONNECTION2023 2023/11/22 この度、JGUのワークショップに参加しました。 午前は当研究室の早川准教授による「低価格ライダーで3D計測」のご講演に参加し、計測手法からデータ処理の方法を学びました。午後は”GEOCONNECTION”という主題で、三次元データの取得からその応用について、ご講演いただいた後、今後の利用について議論しました。 午前:「低価格ライダーで3D計測」 午前の部では、まずライダーの技術仕様について、衛星、UAV、TLSからiPhone-LiDAR等の小型センサの説明を受けました。 高精細な情報を扱う際にはあわせて正確な位置情報の付与が必要となります。最新鋭のviDocの使用例についてもお話を伺いました。 一通り、技術仕様の説明を受けたのち、実際に屋外でiPhone-LiDARを用い計測を行いました。 教室に戻った後は、三次元データの処理方法について、ご講演いただきました。 CloudCompare、我々も研究で使うことがありますが、まだまだ使い慣れません。 特に複数データの位置合わせはまだまだ課題がありそうです。この課題の解消にはやはりデータの位置情報が鍵となりそうですね。 午後:”GEOCONNECTION” 午後の部では、GEOCONNECTION -高精細多層地理空間情報がつなぐ地形・生態・社会のネットワーク- というテーマにて、地理空間情報が実際にどのようなフィールドで用いられているのか、という講義が開催されました。 防災をはじめとして、ロボティクス、文化財、野生動物といったように、幅広い分野で地理空間情報システムが用いられていることを、先生方の講演を通じて学ぶことができました。 今回ご講演いただいた先生方は、下記の6名様です。 喜多 耕一… Read More