新着論文:動く地すべりの高精細3D地形解析

特別研究員ニューマンさんと早川らによる、活動的地すべりの高精細解析に関する論文が、Earth Surface Processes and Landforms誌(Wiley, IF=2.8, CiteScore=6.4)に掲載されました。

Newman, D.R., Hayakawa, Y.S., Kato, A., Kasai, M., Iizuka, K. (2025.05) Estimating three-dimensional motion of a creeping landslide from topographic data and associated land surface parameters. Earth Surface Processes and Landforms, 50 (6), e70071. https://doi.org/10.1002/esp.70071

無人航空機によるLIDAR計測により、斜面地形の時空間的な変化を高精細に計測できるようになりました。本研究では、北海道平取町の活動的な地すべりを対象として、時系列の標高データと2次元オプティカルフローアルゴリズムを組み合わせることで、地表面の変位を3次元的に捉えることができる地表面パラメータ(LSPs)を導出しました。提案手法は高い精度で地すべりの運動を捉え、とくに植生下の地表面の微細な変形を解析する上で有効であることを示しています。さらにこの手法は、クリーピングする地すべりだけでなく、その他の地形変動現象の解析にも応用可能であり、動的な地形の理解を深める上で有益なツールとなります。