新着論文:踏圧による登山道路面の変形実験

トレイルサーフェスの変形実験に関する論文がEnvironmental Challenges誌(Elsevier, CiteScore=8.0)に掲載されました。

Hayakawa, Y.S., Gomez, C., Watanabe, T., Wang, T., Kobayashi, Y., Inomata, M., Sakai, T., Imagawa, S. (2025.04) Effects of ground-contacting gears on trail surface deformation from trampling. Environmental Challenges, 18, 101107. https://doi.org/10.1016/j.envc.2025.101107

登山者が使う用具には、さまざまな靴やポールなどがあり、登山者の手助けとなっていますが、それらが登山道の侵食に与える影響にはどういった違いがあるのでしょうか。本研究では、異なる用具が登山道の侵食に与える影響を実験的に評価しました。SfM写真測量などの高度な3D地形計測手法を用いることで、登山道路面の変形の詳細な定量化が実現しました。素足(裸足)での踏みつけは、靴を履いた場合と比較して、足跡の深さや横方向の広がりが最小限であることが確認されました。また、比較的柔らかい靴底のトレイルランニングシューズよりも、硬い靴底の登山靴の方が、土の凹みが大きくなりました。一方、トレッキングポールの使用は、土壌の横方向への拡散を大幅に増加させ、登山道の侵食を加速させる可能性があることが示されました。

異なる用具を用いた踏圧による登山道路面の変形

実験の様子