北海道教育大学アーツ&スポーツ文化複合施設”HUG”にて、早川が作製した地形景観の3Dプリント模型などの展示が、2024年1月11日〜1月20日にかけて行われました。
概要→ https://kankyochiri.blogspot.com/2024/01/project-jomon-2024.html
とても多彩な遺跡・地形・文化財の景観模型を展示することができ、とくに中盤から追加された巨大洞窟模型は目を見張るものでした。
会場の様子を写真で振り返ります。

開始当初の展示模型。縄文遺跡を中心に、里山、崩れ、滝、削れ、といったバリエーションに富む地形景観模型が並べられました。背後には大雪山北海平の空撮画像を、大判プリントで見せています。
田谷の里山と、その中に隠れる洞窟を、クリア模型で透視できる!この設置はさすが、プロのアーティストの方のお仕事です。

会期の途中、なにやら大きな段ボール箱が届きました。中に一体何が・・・?
・
・
・
巨大洞窟模型でした!
田谷の洞窟(横浜市栄区)でレーザ測量データを行い、10億点を超える点群データから、洞窟の外郭となる3D立体模型を作成し、1/50のスケールで3Dプリントしたものになります。これまで、1/1,000や1/200のスケールで印刷したものはありましたが、これだけ巨大になると迫力がまったく違います。
大きいので、全体を4分割して3Dプリントしました。分割箇所では、洞窟の内部を観察することもできます。
細かい特徴まで精緻に再現されていて、洞窟の全体像から部分部分まで、よく見ることができます。
なんと、この模型を見るためだけに、横浜から田村さん、兵庫から小倉さんがそれぞれ飛んできてくれました!遠路はるばる、ありがとうございます。
田谷の里山も、地表の木や建物(DSM)をカラーで、地面(DTM)をクリアでプリントし、里山の地面を開いてみる、というかたちで表現しました。
田谷の里山は、大きめの模型で、カラーとクリアそれぞれでも表現しました。
里山として、岡山の「おばあちゃん家(ち)」。季節の違いにくわえて、夕日で延びる長い影など、ノスタルジックな雰囲気を醸し出します。
ほかにも、いろいろな模型を展示しました。
まずは縄文遺跡シリーズ。
青森、三内丸山遺跡の大型分割模型。季節の違いが表現されています。
岩手、御所野縄文遺跡。季節の違いと、DSM(木・建物のある表面)・DTM(木のない地面)の違いも表現しています。
福島、浦尻貝塚遺跡。発掘中のブルーシートもよく見えます。今はここに、新しい展示室が建てられています。
次に、崩れシリーズ。
北海道、厚真の崩壊地(右)。
静岡・山梨のそれぞれ赤崩と七面山崩れ。こうして並べると、やっぱり似てる感じがします。
ちなみに赤崩は下から上まで1000 mを超える標高差があります。むだな素材を省くために底を斜めにカットしたので、横から見るとハイヒールみたい・・・
続いて滝シリーズ。
昨年10月に測ったばかりの立山・称名滝と、もはや定番の日光・華厳滝のダンボール模型。
称名滝の白い模型は、地面のみ(DTM)のデータから作りました。手で触ることで、地形そのものを身体で感じることができます。
最後に、これも定番、削れシリーズ。
侵食されて縮んでゆく、雀島の3時期のダンボール模型。これも少し前までのもので、今は島にはもう大きな穴が空いてしまっています。
短い会期でしたが、とてもたくさんの方にも来場いただいて、非常に充実した展示会となりました。






















Leave a comment