博士課程のAzim Zulhilmiさんの筆頭論文(Newmanさんと早川が共著)が、Geoscience Communication誌(JIF=1.4、CiteScore=3.7)に掲載されました。学校教育における没入型VR(ヴァーチャルリアリティ)の活用に関する新しい試みを示した学術論文です。
Zulhilmi, A., Hayakawa, Y.S., Newman, D.R. (2025.08) Usability and motivational impact of a fast-paced immersive virtual-reality lecture on international middle-school students in geoscience education. Geoscience Communication, 8, 197–211. https://doi.org/10.5194/gc-8-197-2025
↓この授業が本論文のベースとなっています。
地球科学の学習では、地形や地質の3次元的な特徴を理解するために、現地見学や野外実習が重視されます。しかし、学校教育の枠組みの中では、さまざまな理由で、これらは容易に実施できるものではありません。
本研究は、こうした制約を超えて学習できる手段として、室内で実施できる没入型VR(仮想現実)を活用しました。インターナショナルスクールにおける中学生を対象に、地すべりをテーマとした短時間のVR講義を開発し、異なる文化・教育背景を持つ約60名の生徒が参加しました。
結果、VR講義は「使いやすく、面白く、満足度が高い」という評価が得られ、特に生徒の興味・楽しさ・自主性の感覚で、従来型授業(講義+実習)を上回りました。つまり、VRが地球科学教育をより身近で魅力的にする可能性を示しています。今後は、操作性の課題やモチベーション向上策を検討しながら、より広範な教育現場への導入が期待されます。
上記リンク先にもありますが、ビデオアブストラクトもぜひご覧ください!



